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またたび日和

ヲタクで、悩める学生による、自己満足のための日記
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其ノ参 


携帯で音楽が聞けるようになったよ!!

いろいろいじったので、テスト勉強できなかった・・・;;
だけどその甲斐あって、無事に携帯から聴けるようになったんですww
ボカロしか入ってない私は何者w←


追記に御礼企画☆あります。

拍手、ありがとうございますーww
糧となっております!!


 

~おれと君と~


 こんな日が来るなんて、きっと誰にも分からなかった。
 こんな日を、おれがどれほど待っていたか誰も知らない。


 *        *

 
 「おひいさん、一緒に帰ろう」
 おれが教室を訪ねると、おひいさんは少し照れたように頷いた。周りの目が気になるらしい。冷やかすような周囲の視線を受けて、おひいさんはマフラーを巻くと足早におれのところへ駆けてきた。
 「江藤くん、早く行こう」 
 そう言っておれの腕を引っ張った。そんなに照れなくていいのにという気持ちと、みんなの前で堂々と二人で帰れることが嬉しい気持ちが混ざって、変な顔が出来上がっていたに違いない。
 
 二人で帰るのは1か月ぶりだった。おれの部活のせいで一緒に帰れることが少ないのだ。執行部の仕事を手伝わされておひいさんも遅くまで学校にいる日は一緒に帰れたけど、「+α」 がいたので騒がしくて二人で話せなかった。
 
 校門を出てしばらく歩いていると、気まずい沈黙が流れた。
 1か月ぶりに一緒に帰るのだから、何を話せばいいのか見当もつかなかったのもあるし、二人ともまさかこんな日が来ようとは思ってもみなかったから、まだ少し気恥ずかしかった。
 (初めて二人で帰った日もこうだったなー……)
 昼休みになんだか口で言うのも恥ずかしかったので、おれがメールで『今日一緒に帰りませんか?』と送ったら、『うん』とだけ書かれたメールが返ってきた。思わずニヤけていたら、知章に馬鹿にされたのを覚えている。
その後げた箱で会うと、お互い顔を真っ赤にして二言三言話しただけで帰った。
 おれが昔を思い返していると、横でおひいさんが何事かを呟いた。
 「え?何?ごめん、聞いてなかった」
 慌てて謝ると、おひいさんは小さな声で「おひいさんって呼ぶの、いい加減やめてよ」とだけ言った。
 おれはすこし考えた後、 
 「じゃあ、なんて呼べばいい?」
 「上田でいいよ」
 「でもつきあ……てるんだから、下の名前は?ひろみ……なんでもないです。ゴメンナサイ…」
 自分でおひいさんの下の名前を口に出してみて、やっぱりなんだか恥ずかしくて止めた。
 おひいさんも恥ずかしかったらしく、ちらりと盗み見したら、耳まで真っ赤になっていた。
 世の高校生はもっとイチャイチャベタベタしているというのに、なぜ自分たちはこうもウブなのだろうか。
 (いや、おひいさんとイチャイチャベタベタしたいわけでもな……くもないけど、恥ずかしいだろ!!)
 心の中で叫んでみた。

 *        *

 放課後、帰りの支度をしていると江藤くんが教室までやってきた。
 「おひいさん、一緒に帰ろう」
 教室のドアのところで言うから、みんなに丸聞こえだ。わたしが頷くと周囲の目が突き刺さったような気がして、慌ててマフラーを巻いて江藤くんのところへ駆けよった。
 「江藤くん、早く行こう」
 未だにわたしのことを「おひいさん」と呼ぶ江藤くんに少し苛立ちを覚えたが、教室まで来てくれたことが嬉しいかったので他の人から見たわたしの顔はにやけていたに違いない。

 1か月と少し前、江藤くんから思ってもみなかったことを言われた。
 まだ恥ずかしくて、本人を目の前にすると緊張して話ができなかった。初めて一緒に帰った日と同じように、気まずい沈黙がわたしたちの間を流れた。
 何か話さなくちゃと焦り、口からでた言葉は「おひいさんって呼ぶの、いい加減やめてよ」だった。
 「じゃあ、なんて呼べばいい?」
 「上田でいいよ」
 「でもつきあ・・・・てるんだから、下の名前は?ひろみ……なんでもないです。ゴメンナサイ…」
 そう言って俯いた江藤くんは、真っ赤になっていた。わたしも恥ずかしくなって、つられて赤くなってしまい、「ひろみ」と江藤くんが呼んだ声が思い出され、余計に赤くなってしまった。
 我ながら沈黙を破る最初の言葉が「おひいさんって呼ぶの、いい加減やめてよ」は最悪だと思った。だけど江藤くんが意に介さず答えてくれたので、内心かなりほっとしていた。
 (なんか…前みたいに上手く話せないな)
 少し悲しくなって、江藤くんはこんなわたしのどこが好きになったのだろうかと不思議に思った。
 だけど、わたしも江藤くんもこんな日が来ようとは予想していなかったはずだ。
 そんな予想もしていなかったことが起こっているのがなんだか可笑しくて、それに初めて江藤くんに抱いた感情を思い出して、今とのギャップに笑ってしまった。

  *        *


 おれが一人で悶々と悩んでいると、突然横でおひいさんが笑いだした。
 「なんか、恥ずかしいね」
 おひいさんも同じことを思っていたらしい。ちょっと嬉しくなって、おれもつられて笑った。
 「恥ずかしいし照れるけど、嫌じゃないよ」 
 おれがそう言うと、おひいさんは「わたしも」と言った。
 なんだか告白してから初めてちゃんとおひいさんの顔を見たような気がして、改めてこんな日が本当に来たのだと実感できた。
 さっきまで悩んでいたことが急に馬鹿らしく思えてきて、おれはおひいさんの手をとった。おひいさんは驚いて顔から笑いが消えた。
 「恥ずかしいけど、付き合ってるんだし。まだ慣れないけど、いつか慣れるときがくるよ」
 言い訳がましく手を握ったことへの弁解をすると、おひいさんはそっと握り返してきた。
 おれは更にドキドキして、手汗が出てこないか心配になってしまった。「いつか慣れる」なんて言ったけど、それがいつ来るかも分からないし、たぶんきっと来ないことも分かっていた。

  *        *

 江藤くんに急に手を握られて、わたしは顔に出ていた以上にかなり緊張した。
 (世の中の男女は、こんなことも軽々とやってしまうのね……)
 思わず感心してしまうほど、わたしはドキドキしていたのだ。
 江藤くんは「いつか慣れる」なんて言ったけど、わたしは江藤くんに会うたび、話すたびドキドキしているのだから、手をつなぐことに慣れるなんて、たぶん一生無理だと思った。
 わたしはいつだって、男の子の江藤夏郎にドキドキしているのだから。

 



*あとがき*
目指せ☆完全妄想イチャラブバカップル小説!!とうことで(?)、頑張りました!
くっつけてみました!!
なんかなつひろじゃねぇ!!なんか違う!!と思いながらも、書いてみますた・・・・。
いかがでしたか・・・・?(恐怖;;)
なつひろはつきあわずにキュンキュンしているのが好みなんですけど、今回は「いや、みなさまくっついた二人が読みたいんじゃね?」ということで、書いてみました。
読みたくなかったらごめんなさい(土下座)
責任は取りませんよ!←

たぶんこれはサイトに上げることなく闇に葬られるであろう←

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プロフィール

HN:
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
読書・アニメ鑑賞
自己紹介:
雑食過ぎてジャンルがまとまらないヲタクです。
最近はポケモンにハマっています。
ポケセンが家から徒歩30分くらいにあればいいのにとか毎日考えてます。

更新停滞気味。
コメントはアダルトにイラッとしたので受け付け停止中です。ご了承ください><

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